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研究概要

研究概要の説明

がんの早期発見、早期治療にはがん検診が有効で、市町村ががん検診を提供しています。しかし、統合失調症患者さんのがん検診受診率は、一般住民の約2分の1の受診率という格差があります。この格差の是正は世界的急務です。

本研究は、かかりつけ精神科で統合失調症患者さんにがん検診を勧奨するプロジェクトです。これまでの研究で、患者さんからもご評価いただいた、有効性が確認された勧奨法の実践です。かかりつけ精神科の外来で、がん検診勧奨を実践するガイド・資材が完成しています。6つの精神科病院にご協力いただいた予備的調査では、このガイドに沿うことで、精神科外来で勧奨の準備、教育を行い、実際に外来の統合失調症患者さんに対して勧奨が実施できています。

そこで、本プロジェクトでは、「精神科医療機関におけるがん検診勧奨実施ガイド」を様々な地域の精神科病院で導入、実践いただけるかどうかを明らかにします。その結果を踏まえ、今後全国への普及を目指していくものです。

研究参加のお願い【ACCESSプロジェクト】

また、本研究班ではACCESSプロジェクト以外にも取り組みもおこなっております。詳しくは代表者挨拶、その他の取り組みをご覧ください。

研究名

精神科医療機関におけるがん検診勧奨実施ガイドの実装研究

研究名略称

ACCESSプロジェクト

研究費

令和5年度厚生労働科学研究費補助金・がん対策推進総合研究事業
精神障害のある方に対するがん検診及びがん診療のアクセシビリティの向上に資する研究(23EA1031)
研究代表者:稲垣正俊

研究期間

2023年度~

本プロジェクトの主たる研究分担者

岡山大学病院精神科神経科藤原雅樹、山田裕士、髙木学

国立がん研究センター島津 太一

岡山県精神科医療センター山田 了士

慈圭病院堀井 茂男

島根県立こころの医療センター小林 孝文